第21回世界コンピュータ将棋選手権 1次予選 6回戦

6回戦の相手は「メカウーサー将棋」。
2年連続2回目の対戦。

棋譜こちら

5回戦とは逆の意味で一方的な展開でした。
6手目で定跡を外れ、33の地点で角交換した直後の局面。

後手:ymshogi
後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
                                                        • +
v香v桂v銀v金v玉v金 ・ ・v香
・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・
v歩 ・v歩v歩v歩v歩v桂v歩v歩
・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・
・v歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・
歩 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩
・ ・ 銀 ・ ・ ・ ・ 飛 ・
香 桂 ・ 金 玉 金 銀 桂 香
                                                        • +
先手:mechawooser 先手の持駒:角  手数=12 ▽3三同桂 まで

ここでメカウーサー将棋が▲21角と打ちますが、事実上これで勝負がついてしまいました。
ym将棋は冷静に?△52金右〜△31金で角を捕獲し、そのまま優勢を保って、最後は都詰め。

これで1次予選の成績は3勝3敗となり、残り1局に勝てば予選通過というところまでこぎつけました。

局後は作者の方と雑談。
来年は探索を並列化したいというお話でした。
他にもけっこういろいろなことをお話しましたが、▲21角打は水平線効果ではないかとのこと。
評価関数が駒割と駒の利きだけなので、そのせいではないかという話も出ましたが、探索は全幅4手で0.5手延長(静止探索なし)、したがってPVは6手読みになるため、駒割だけの評価でも、▲21角打には後がないと分かりそうです。
ちなみに、3手読みのym将棋にやらせてみたら、▲66角打を返してきました。