第21回世界コンピュータ将棋選手権 1次予選 7回戦
7回戦の相手は「臥龍」。
2年ぶり2回目の対戦。
今まで3年連続で、7回戦は「白砂将棋」と当たってきていて、今年もこの時点で星が並んでいたので、もしやと思ったんですが、今年は組み合わせが少しずれました。
負けても悔いの残らないようないい内容を期待したんですが、残念ながら一方的な展開でした。
ym将棋の評価値的に劣勢となったのがこの局面。
後手:ymshogi 後手の持駒:歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1
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v香v桂 ・ ・ ・v金v玉v桂v香 | 一 |
・ ・v銀 ・ ・ ・v銀v角 ・ | 二 |
v歩 ・v歩v歩 ・ ・ ・v歩v歩 | 三 |
・v飛 ・v金 ・v歩v歩 ・ ・ | 四 |
・ ・ ・ 歩v歩 ・ ・ ・ 歩 | 五 |
歩 角 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ | 六 |
・ ・ 銀 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ | 七 |
・ 飛 ・ ・ ・ 玉 銀 ・ ・ | 八 |
香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香 | 九 |
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▲65歩と突かれたところですが、後手は△同金と取れません。
ym将棋は仕方なく、△86飛と飛車を切って角を取るのですが、▲82飛成と龍を作られ、その後はいいところなく敗れました。
局後、上の局面になる以前に「金が出てきた辺りからおかしかったですね」という指摘を頂きました。
この金は52にあったのですが、何があったわけでもないのに、53〜64に進出してきたもの。
後でログを見直してみると、こういう囲いを崩すような手は抑え込むような処理が入っていたのですが、うまく機能しておらず、そのまま指されてしまっていました。
評価関数がきちんとできていれば、こんな変な処理を入れる必要もないのですが。
これで1次予選の成績は3勝4敗となり、2年連続で予選通過ならず。
選手権本番で意味不明な手を連発するということは、事前の実戦形式での検証が不足している証拠。
悔いが残らぬよう、来年に向けて、しっかり調整したいと思います。