選手権の感想など

あらためまして、関係者の皆さまありがとうございました。
そして激指の優勝おめでとうございます。


特に応援しているチームがあるわけではないので、決勝の対局は中継で時々チェックしていました。
自分は将棋は素人ですので、手の良し悪しは分かりませんが、平気で駒を捨てる手を指せるのは、さすが、と思います。
ym将棋も早くその域に達したいものです。


2次予選と決勝は結局会場には行かなかったのですが、その間はずっとコーディングをしていました。*1
今年の選手権で見つかったバグを修正していたのですが、一つ直して動かしてみると、隠れていたバグが新しく見つかる、という繰り返しです。
おかげで丸2日つぶれてしまい、実のところ、未だに全部直しきれてないです。
これでよく今まで動いていたものだと思います。


唯一再現しなかったバグが、対白砂将棋戦で出た、詰みを誤認識する件です。
詰将棋自体のバグなら、何度やっても再現するはずなので、再現しないということはハッシュ関係だろう、という当たりはつけています。
今まで、詰将棋用のハッシュテーブルはスレッド間で共有していて、危険だと思いつつ放置していたのですが、とりあえずそこを直して、スレッドごとに独立してハッシュテーブルを生成するようにしました。


今後は、ひとまず秋のGPW杯を目指すことになると思います。
昨年のGPWでは、そもそも対局が出来ない状態だったので、今年はぜひとも参加したいです。


それまでの目標としては、評価関数の作成にメドをつけること。
選手権会場で何人かの人にはお話したのですが、実は今年からすでに、TreeStrap(αβ)の手法を取り入れています。
まだ実験段階ですが、MOUSEの時も目鼻がつくまで半年以上かかったと思うので、そのつもりでじっくり取り組みます。

*1:もちろん来年の選手権向けです。